何か室内で出来る趣味はないかなーってことで、アクアリウムを始めました。
これならば仕事の日でも朝晩は見れるし、他の趣味(スキー、サーフィン、釣り)よりは費用もかからず経済的です。
海に行くにも山に行くにも、片道2時間程度はかかってしまうので、ガソリン代が馬鹿にならないのです。
反面アクアリウムならハマりすぎない限りは、維持費も考えて節約できるし、ガソリン代もかからないのでいいのかな・・・と思いました。
早速インターネットで調べ始める
とにかく知識がないので、インターネットで調べました。
初心者向けで、生き物自体が高くなく、小さな水槽でも飼えるもので、大きくなり過ぎないもの、できれば繁殖させることができるもので、手間のかからないもの・・・
欲張りすぎなのはわかっていますが、全然わからないので調べるに越したことはありません。
ちなみに今まで飼ったことがある(親戚などで飼っていたのを見たことがある)のは、金魚、メダカ、ミドリガメ、ベタ、くらいでしょうか。
ベタはオス同士を入れると喧嘩するというのを聞いたことがあり、また水槽も藻だらけになっていた記憶があるので、今回はパス。
ミドリガメも大きくなったら責任を持てないので、今回はナシです。
メダカと金魚であれば、メダカのほうが上手にやれば増えるし、サイズが小さいので同じ水槽でも多くの数を飼うことができます。
・・・っとここまで調べたときに、昔聞いた話を思い出しました。
メダカと一緒に飼えて、水槽を綺麗にしてくれるちっちゃいエビがいるという話でした。
初心者向けのエビは?
すぐに見つけたのですが、淡水でも飼育できるエビっていうだけでも種類がいっぱい・・・
今回は初心者向けで、水槽内でも繁殖させることができるミナミヌマエビにしました。
またメダカと混泳できるところもいいところです。
ミナミヌマエビを飼うためには?
まず水槽です。
水の量が多く確保できる方が環境の急激な変化が防げるとありましたが、その分スペースや設備も大がかりなものになるので、今回は小さめの下記水槽にしました。
メダカ用のAW-18KMという商品も同じ水槽を使用しているみたいですが、金魚用のAW-18GFの方が安かったためそちらにしました。
テトラワンタッチフィルターと水質調整剤も付属していてお買い得品です。
その差額分でミナミヌマエビ用のエサも買いました。
で、肝心のミナミヌマエビですが、お得にたくさん入っている下記にしました。
可能であればある程度の匹数のものを、いくつかの水槽に分散して入れる方が全滅の可能性を減らせます。
死着保証もついていますが、ほとんど亡くなっているエビはいませんでした。
時期にもよると思いますが、暑過ぎず寒すぎずの時期であれば、単純におまけ分と考えてもよさそうです。
あとは水槽の底の砂として、レビューでもオススメされていたプラチナソイルを購入しました。
8リットルのものと3リットルのものとありますが、今回使用する水槽サイズでは、3リットルのもので十分です。
ちょうど使い切りサイズの1リットルのものもありますが、少し予備もあったほうが良いと思いますので、3リットルのものがオススメです。
あとついでにこれも買いました。
ミナミヌマエビは水質の急激な変化に弱く、導入時には水合わせをする必要があります。
水合わせのやり方はいろいろな方法がありますが、この水合わせキットを使用し、点滴法で行うのが一番です。
ホースと一方分岐コック、ストーンがあれば点滴法での水合わせは出来ますので、メーカーやセット内容はお好みで。
これで最低限のものが揃いました。
万全を期すなら
「水槽の立ち上げ方法」などで検索すると解説ページがたくさん出てきますが、そのどこもがお勧めしているポイントとして、すぐに生体を入れないという事です。
その真意は水が出来てから生体を入れたほうが良いとのことですが、これは見極めが難しく、そのまま入れても大丈夫だったという例や、逆にしっかりと水づくりをして生体投入時も水合わせしたのにダメだったという例もあります。
今回は全て1回の注文で購入したのですぐに投入しましたが、大丈夫でした。
気になる場合は先に生体とエサ以外をそろえてセッティングし、後日生体とエサを購入するのが良いでしょう。
追加購入品のおすすめ
あとからいくつか追加したものがありますので、先に紹介しておきます。
必ず必要なものというわけではありませんが、後々欲しくなりそうなものがあれば、どうせなら一緒に買ってしまったほうが送料分お得になります。
水草
親戚に分けてもらったアナカリスがあったのですが、ウィローモスも育ててみたかったので買いました。
どうせなら稚エビが産まれた時に隠れ家になるようにと、稚エビの幼稚園(ウィローモス付き)という商品を買ってみました。
ウィローモスが成長し、トリミングできるようになったら、そのウィローモスでウィローモスマットを作成したいと密かに思っています。
ヒメタニシ
水槽のコケ対策に導入しました。
水草を育てるためにはある程度の光が必要ですが、それによってどうしてもコケも発生します。
ヒメタニシは水槽の壁のコケを食べてくれるだけでなく、濾過摂食という強力な水質浄化能力で水槽の水質を改善してくれます。
実際にコケによって観察しづらくなりつつあった水槽も、かなり綺麗になりました。
ミナミヌマエビはもともとコケを食べますが、水草についたコケなどが得意分野なのに対し、ヒメタニシは水槽壁に張り付いたコケや濾過摂食が得意分野なので、ある程度の棲み分けは出来ているみたいです。
またオス、メスの区別も簡単で、水槽内で繁殖も可能なため、チビタニシくんが増えるのを楽しみに観察しています。
スポンジフィルター
これは稚エビが産まれた際に、ろ過装置に吸い込まれるのを防ぐために購入しました。
今回購入した水槽セットにはテトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-20が付属しているのですが、下記スポンジフィルターならサイズもバッチリです。
ただし水槽サイズから考えるとかなり大きめなので、半分にカットするか、テトラ ニュービリーフィルターのフィルターでも良いかもしれません。
(おそらくニュービリーフィルターでも入ると思います。)
スポンジフィルターはミナミヌマエビにとって良い足場となり遊び場となるので、今回はそのままのサイズで投入しました。
さっそく購入してセッティングする
セッティングといっても、特に難しいことはありません。
水槽と付属のフィルターを軽く水洗いしてセットし、底にプラチナソイルを敷いて、水質調整剤を規定量入れた水を満タンより3㎝くらい少ないところまで入れます。
この時ソイルが掘れてしまわないように、水をゆっくり入れましょう。
ソイルの上にビニール袋を置いてそこに流し入れても良いですし、時間があるのであれば、水合わせキットを使用し点滴法みたいな感じで水を入れると、必要以上に水が濁らずに済みます。
多少濁ってしまうと思いますが大丈夫です。フィルターの電源を入れ、濁りが落ち着くのを待ちましょう。
生体投入方法
水槽の濁りが落ち着いたら、生体の投入です。
エビ類は水質の急激な変化に弱いので、点滴法を行います。
点滴法については下記の動画がわかりやすく紹介されているのでオススメです。
その他注意点
飼っている間の注意点ですが、特に注意したい点が2つあります。
高温に注意
ミナミヌマエビは比較的低温にも高温にも強いと言われていますが、限度があります。
冬は薄氷が張るような環境から、夏はぬるま湯くらいの温度でも、外ならば元気に育っている個体もいます。
実際室内で飼っている水槽の温度が35℃付近になっていても生きていましたが、確実にダメージはあると思いますし、弱っている場合は死んでしまうでしょう。
普段生活している部屋に水槽を設置している場合は水温も安定していることも多いですが、夏の直射日光には気を付けましょう。
特に水槽が小さく、水量が少ない場合は、短時間でも一気に水温が上昇する場合があります。
水温計はとても安いので、一つ購入しておいても損はないと思います。
他の生体(特に魚類)との混泳に注意
釣りをする人ならばよくご存じかと思いますが、魚はエビが大好物です。
食性が偏っている(コケのみを食べるとか)以外の魚は、基本的には口に入るサイズならば、食べてしまいます。
金魚であればほとんどのミナミヌマエビは口に入るでしょうし、メダカであっても、産まれたばかりの稚エビは食べられてしまいます。
ミナミヌマエビは室内水槽でも繁殖させることが可能で、それを楽しみに飼う方も多いと思います。
繁殖も目的として飼うのであれば、その環境づくりには注意しましょう。
具体的にはミナミヌマエビのみで飼うか、稚エビの隠れ家を多く用意するか、サテライトを使用する事になると思います。
稚エビの隠れ家(ウィローモスなど)を用意したとしても、水槽が小さく魚が多い場合は、ほとんどは食べられてしまうと思います。
サテライトであれば完全に分離できますので、水槽をもう1つ用意するほどのスペースはないが繁殖をさせてみたい場合は検討してみても良いでしょう。
まとめ
慎重派の方や家にいる時間が短い方は躊躇してしまう部分もあるかと思いますが、飼ってみると楽しいものです。
今はインターネットで検索すれば沢山の情報がヒットしますが、飼ってみないとわからない事があるのも事実です。
僕の場合は初めは躊躇していたのですが、飼ってみてよかったです。
今では出勤前と帰宅後に水槽の様子を伺うのが楽しみになっています。
失敗して落ち込むこともあるかと思いますが、チャレンジしてみてはどうでしょうか。
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